AWS CLF(Cloud Practitioner、試験コード CLF-C02)の問題集を探すとき、最初に押さえるのは「公式が用意している練習問題」と「過去問は存在しない」という2点です。この記事では、公式の練習問題の種類と無料・有料の違い、市販や有料の問題集を選ぶときの確認点を整理します。実際の試験問題や自作の例題はここには載せません。
CLFに「過去問」はあるのか
CLFを含むAWS認定試験では、実際の試験問題は公開されていません。AWS認定プログラム規約では、受験者は試験の内容を開示・流布してはならず、試験関連の資料(Credential Assessment Materials)はAWSの機密情報と定められています。また、AWSの許可なく第三者のサイトなどに公開された試験内容(Unauthorized Content Disclosure)を、試験のために所持・閲覧・利用することも禁じられています。
このため、「CLF 過去問」と称するものは、公式の過去問ではありません。内容が実際の出題の漏えいであれば、利用そのものが規約違反になるおそれがあります。詳しくは AWS 過去問は存在しない?公式の練習問題で代わりに学ぶ方法 で整理しています。
公式の練習問題と模擬試験
AWSの認定ページと試験準備のページで案内されている公式の練習教材のうち、CLFに関わるものは次のとおりです。
| 教材 | 内容 | 料金の区分(公式ページ) |
|---|---|---|
| AWS Certification Official Practice Question Set | 試験と同じ形式の問題。各問に解説と推奨リソースが付く | 無料 |
| AWS Certification Official Practice Exam | 本番と同じ形式・同じ長さの模擬試験 | Skill Builderサブスクリプションが必要 |
| Exam Prep Plan(Skill Builder) | 4ステップの試験準備プラン | 無料版と、サブスクリプション版がある |
(2026年10月22日確認)
Skill Builderの個人向けサブスクリプションは、月額29 USD、年額449 USDと公式に案内されています。為替や料金は変わることがあるため、申し込み前に AWSトレーニングのページで最新の金額を確認してください。
公式問題の使い方
- 最初に公式の練習問題を解く: 現時点の理解度と、試験の問われ方が分かります。
- 間違えた問題は、出題分野で分類する: 試験ガイドの4分野(クラウドのコンセプト24%、セキュリティとコンプライアンス30%、クラウドテクノロジーとサービス34%、請求・料金・サポート12%)のどこで間違えたかを記録します。
- 解説の推奨リソースへ戻る: 問題の答えを覚えるのではなく、該当サービスの役割を説明できる状態にします。
- 最後に模擬試験で時間配分を確認する: 試験は90分で65問です。時間感覚を確かめるために使います。
市販・有料の問題集を選ぶときの確認点
市販の問題集や有料の演習サイトを使う場合は、次の点を確かめてください。
- 対応する試験コードが CLF-C02 か: 旧版向けの問題集は、出題範囲が合わないことがあります。
- 「本番の問題」をうたっていないか: 実際の出題を再現・収集したものは、規約上の問題があります。
- 解説に根拠(公式ドキュメントなど)が示されているか: 答えだけ載っている教材は、理解の確認に使いにくくなります。
- 出版社・書店の商品ページで版と刊行日が確認できるか
次に読む
- 難易度の目安: AWS CLF 難易度|クラウドプラクティショナーは未経験でも受かる?
- 勉強の進め方: クラウドプラクティショナー 勉強方法|公式教材で進める4ステップ
- 無料で使える公式教材: AWS 勉強サイト 無料|公式の無料教材と有料の境目を整理
まとめ
CLFの問題集は、公式の練習問題セット(無料)を軸に、必要に応じて公式の模擬試験や、試験コードの合う市販教材を足す形が基本です。最新の案内は AWS公式のCloud Practitionerのページで確認してください。
