XServer for WordPressは、エックスサーバー株式会社が提供するWordPress専用のレンタルサーバーです。公式は、セキュリティ対策・更新管理・バックアップ・復旧支援・専門家サポートを「まとめて引き受けるプレミアムサーバー」と説明しています。
この記事では、会社のホームページをWordPressで運用している中小企業の方に向けて、XServer for WordPressの料金・できること・申し込む前に知っておきたい注意点を、公式サイトの情報からまとめます。
結論として、社内にWebの担当者がおらず「ホームページの更新やセキュリティ対策に時間をかけられない」中小企業には、XServer for WordPressをおすすめします。セキュリティ設定・更新・バックアップ・復旧の機能が管理画面にまとまっており、インストールや移転の作業を無料で代行してもらえるサポートもあるためです。ただし、このサーバーではメールアカウントを作れないため、会社のメールをどこで運用するかは別に決める必要があります。
PRXServer for WordPress 公式サイトを見る![]()
XServer for WordPressとは
XServer for WordPressは、WordPressで作ったサイトの運用に特化したサーバーです。公式サイトでは、次のような方を想定ユーザーとしています。
- 万全なセキュリティ対策を整えたい方
- 記事作成や集客などの業務に集中したい方
- 更新や設定ミスによるトラブルを防ぎたい方
- 困ったときにすぐ相談したい方
公式のよくある質問では、個人・法人を問わず利用できるとしています。運営会社のエックスサーバー株式会社は、情報セキュリティの国際規格ISO/IEC 27001:2022(ISMS)の認証を取得していると公式サイトに記載しています。
料金プラン
プランは4種類です。ベーシックとスタンダードは共有サーバー、プレミアムとエンタープライズは仮想専用サーバーです。表示価格はすべて税込みで、契約期間分を一括前払いします。
契約期間ごとの月額料金
| 契約期間 | ベーシック | スタンダード | プレミアム | エンタープライズ |
|---|---|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 0円 | 17,600円 | 17,600円 |
| 3ヶ月 | 3,432円 | 6,864円 | 15,840円 | 63,360円 |
| 6ヶ月 | 3,146円 | 6,292円 | 14,520円 | 58,080円 |
| 12ヶ月 | 2,860円 | 5,720円 | 13,200円 | 52,800円 |
| 24ヶ月 | 2,717円 | 5,434円 | 12,540円 | 50,160円 |
| 36ヶ月 | 2,574円 | 5,148円 | 11,880円 | 47,520円 |
月額料金は、契約期間分の料金を1ヶ月あたりに換算した金額です。公式は、この表の料金に2026年10月15日12:00〜12月15日17:00のキャンペーン価格が適用されているとしています。(2026年10月22日確認)
主なスペックの違い
| 項目 | ベーシック | スタンダード | プレミアム | エンタープライズ |
|---|---|---|---|---|
| ディスク容量(NVMe) | 500GB | 700GB | 1TB | 4TB |
| vCPU | 8コア | 10コア | 12コア | 24コア |
| メモリ | 12GB | 16GB | 32GB | 128GB |
| 作成できるサイト数 | 最大8サイト | 最大10サイト | 最大100サイト | 最大400サイト |
| 手動バックアップ(個数/保存期間) | 3個/30日 | 5個/30日 | 10個/60日 | 20個/60日 |
| WP専門家サポート | 個別見積 | 個別見積 | 無料(1回/月) | 優先対応・無料(3回/月) |
作成できるサイト数に上限があるのは、1サイトごとに最小の容量やメモリを割り当てる必要があるためだと公式は説明しています。WP専門家サポートは、依頼の内容によって有料になる場合があるとしています。
支払い方法は、クレジットカード・銀行振込・ペイジー・あと払い(ペイディ)・コンビニ払い・プリペイド決済から選べます。
30%キャッシュバックキャンペーン
2026年10月15日12:00〜12月15日17:00に新規で申し込み、12ヶ月以上の契約をすると、月額料金の30%がキャッシュバックされます。たとえばベーシックの36ヶ月契約ではキャッシュバック額が27,828円で、公式は実質月額を1,801円としています。
キャッシュバックは申し込みから満6ヶ月が経過した翌月10日頃に、登録メールアドレスへ申請案内が届き、銀行振込またはコンビニ(セブン銀行ATM・ローソン)で受け取ります。申請時点で返金やキャンセルにより契約が終わっている場合は対象外です。キャンペーンは予告なく終了する場合があるとされているため、申し込む前に公式ページで確かめてください。
XServer for WordPressでできること
WordPressのセキュリティ対策をまとめて設定できる
管理画面から、海外からのアクセス制限、ログイン試行回数の制限、コメント・トラックバックの制限、アップロード先でのスクリプト実行制限、パスワード保護(BASIC認証)などを設定できます。「セキュリティ自動最適化モード」では、最適な設定を自動で適用するとしています。
不正ログイン対策の機能を備えたセキュリティプラグイン「CloudSecure WP Security」も標準で搭載されています。こうした対策を自社で一つずつ調べて設定する手間を減らせるのが、このサーバーの特徴です。
更新作業と、更新前の確認がしやすい
WordPress本体・プラグイン・テーマをまとめてアップデートできます。また、本番サイトとは別に「ステージング環境」を各サイトに1つ作れます。テーマの変更やプラグインの更新をステージング環境で試し、問題がなければ簡単な操作で本番に反映できるとしています。
「更新したらホームページの表示が崩れた」というトラブルを避けたい会社には、更新前に試せる環境があることは大きな安心材料です。
バックアップと復旧
Webデータとデータベースは毎日自動でバックアップされ、過去14日分が保持されます。別の場所にもバックアップを保存する遠隔地バックアップにも対応しています。
サイトが表示されない、管理画面にログインできないといったトラブルには「WordPressリカバリー」で復旧やリセットができるとしています。
表示の速さと安定性への取り組み
公式は、表示速度を上げて同時アクセス数を増やす「Xアクセラレータ」、HTTP/2、サーバーキャッシュとブラウザキャッシュの設定などを高速化の機能として挙げています。月間稼働率99.99%以上を保証するSLA(品質保証制度)もあります。
サイトが落ちたときにメールやSlackで知らせる死活監視アラートや、ディスク容量が一定の割合を超えたときに知らせるアラートも使えます。
構築・引っ越しを任せられるサポート
WordPressのインストールは管理画面から行え、他社のサーバーで運用中のサイトも、必要な情報を入力して移行できるとしています。自分で作業するのが不安な場合は、インストールや移転、管理パネルの操作を代行する「設定おまかせサポート」を全プランで無料で使えます。メールと電話のサポートも無料です。
独自ドメインとテーマの特典
独自ドメイン2つを永久無料で使える特典があり、契約期間中はドメインの管理料もかかりません。ベーシックでは「.jp」など12種類、スタンダード以上では「.co.jp」など16種類のドメインから選べます。また、通常9,900円/年の有料WordPressテーマ「Xwrite」を、サーバー契約中は無料で使えます。
申し込む前に確認したい注意点
会社のメールアドレスは作れない
公式サイトによると、XServer for WordPressではメールアカウントを作成できません。メールアカウントを使いたい場合は、同社の「エックスサーバー」や「XServerビジネス」などの利用を検討するよう案内されています。
今のサーバーでホームページとメールを一緒に使っている会社は、ホームページだけを移すとメールの置き場所がなくなります。引っ越す前に、メールをどこで運用し続けるかを決めておきましょう。
サイトからのメール送信には上限がある
お問い合わせフォームの自動返信など、WordPressサイトから送るメールには、1時間あたり200通、1日あたり2,000通という目安の送信制限があります。無料お試し期間中はWordPressサイトからメールを送れず、ステージング環境からはお試し期間中も本契約後もメールを送れないとしています。
プランは上にしか変えられない
上位プランへの変更はできますが、下位プランへの変更はできません。迷ったら小さいプランから始めるほうが無難です。
まずは14日間の無料お試しから
XServer for WordPressには、最大14日間の無料お試しがあります。お試し期間中は、本番とステージングを合わせて最大4つまでWordPressサイトを作れます。作ったデータは本契約に移ってからも使い続けられるとしています。
セキュリティ設定やステージング環境の使い勝手は、実際に管理画面を触ってみると判断しやすくなります。今のホームページの運用で手間がかかっている部分があれば、お試し期間中に同じ作業を試してみてください。
ホームページの安全対策や更新作業を自社だけで抱えている会社は、まず無料お試しで管理画面の使いやすさを確かめてみてください。料金やキャンペーンの最新の内容は、公式サイトで確認できます。
