AWS認定資格の難易度は、AWSが順位や合格率として公表していません。公式が示しているのは、資格のレベル区分と、推奨される経験、試験時間、試験料です。この記事では、それを公式ページで並べます。順位は付けず、レベルと推奨経験の順に見ていきます。
認定資格のレベル区分
AWSの認定資格は、基礎(Foundational)、アソシエイト(Associate)、プロフェッショナル(Professional)、スペシャリティ(Specialty)に分かれています。このほかにビジネス向けの認定もあります。試験料は、公式の料金ページでレベルごとに次のとおりです。
| レベル | 円建ての料金 |
|---|---|
| Foundational(Business含む) | 15,000円 |
| Associate | 20,000円 |
| Professional | 40,000円 |
| Specialty | 40,000円 |
円建ての料金は為替によって見直されます。ドル建てでは、FoundationalとBusinessが100 USD、Associateが150 USD、ProfessionalとSpecialtyが300 USDです。
資格の一覧と推奨経験
各資格の公式ページで確かめた内容です。
| レベル | 資格 | 試験時間・問題数 | 試験料 | 推奨経験 |
|---|---|---|---|---|
| Foundational | Cloud Practitioner | 90分・65問 | 100 USD | IT経験は不要。AWSクラウドの使用経験は最長6か月程度を想定(必須ではない) |
| Foundational | AI Practitioner | 90分・65問 | 100 USD | 年数の基準なし。AWS上のAI/MLソリューションを利用している人が対象 |
| Associate | Solutions Architect – Associate | 130分・65問 | 150 USD | クラウドソリューション設計の実務経験が1年以上 |
| Associate | CloudOps Engineer – Associate | 130分・65問 | 150 USD | AWS上のワークロードのデプロイ・管理・運用の約1年の経験 |
| Associate | Developer – Associate | 130分・65問 | 150 USD | AWS上のアプリケーションの開発・保守の約1年以上の実務経験 |
| Associate | Data Engineer – Associate | 130分・65問 | 150 USD | データエンジニアリングまたはデータアーキテクチャで2〜3年、うちAWSの実務は1〜2年 |
| Associate | Machine Learning Engineer – Associate | 公式ページで確認 | 150 USD | AWS上での機械学習エンジニアリングの約1年の実務経験 |
| Professional | Solutions Architect – Professional | 180分・75問 | 300 USD | クラウドソリューションの設計・実装経験が2年以上 |
| Professional | DevOps Engineer – Professional | 180分・75問 | 300 USD | AWS環境のプロビジョニング・運用・管理の2年超の経験 |
| Professional | Generative AI Developer – Professional | 180分・75問 | 300 USD | 本番レベルのアプリケーション構築2年以上、生成AIソリューションの実装1年以上など |
| Specialty | Security – Specialty | 170分・65問 | 300 USD | ITセキュリティの設計の経験が約5年、AWSワークロードの保護の実務が2年以上 |
(2026年10月22日確認)Business向けの「AI Business Strategist」はベータ試験として案内されており、推奨経験は「技術的な経験は必要ありません」とされています。ML EngineerやDeveloperなど、試験の更新が案内されている資格もあります。受験前に各資格の公式ページで、現行の試験コードと最終受験日を確かめてください。
Machine Learning – SpecialtyとAdvanced Networking – Specialtyは、公式ページに廃止の案内があり、上の表には入れていません。
難易度を見るときの使い方
- 推奨経験の年数。Foundationalは経験不要または半年程度、Associateは1年前後、Professionalは2年以上、Specialtyは分野によって2年から5年と、公式は段階を分けています。
- 試験時間と問題数。Associateは130分65問、Professionalは180分75問が中心です。
- 試験料。上のレベルほど高く設定されています。
公式のFAQには、認定試験のレベルにもよりますが、AWSの使用実務経験が最低6か月から2年あることが推奨される、と書かれています。難易度そのものを示す記載は、確認した公式ページにはありませんでした。
合格率は公表されていない
確認した公式の認定FAQと料金ページには、合格率の記載がありませんでした。そのため、この記事では合格率を載せません。ネット上の合格率は出所が分からない数字なので、判断材料にしないほうが安全です。
個別の資格を詳しく見る
最初の資格として選ばれやすいCloud PractitionerはAWS CLF 難易度で、Associateの中心であるSAAはAWS SAA 難易度で、最上位のSAPはAWS SAP 難易度で扱っています。取りやすい資格を探している場合はAWS 資格の選び方も参考にしてください。
認定資格の一覧はAWS認定の公式ページで確認できます。
