AWS SAA 問題集の選び方:公式の無料問題と市販・有料講座の基準

SAAの問題集|公式の無料問題と市販・有料講座 AWS資格・クラウド学習

AWS SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)の問題演習は、公式の練習問題集(無料)で出題形式に慣れ、市販の問題集で量をこなし、最後に公式模擬試験で本番の形式を確かめる流れが組み立てやすいです。実際の試験問題は公開されていないため、「本番そのまま」をうたう教材は使えません。

この記事では、公式の問題演習教材と、市販問題集・Udemyなどの有料講座を選ぶ基準を整理します。試験コードは現行のSAA-C03です。

まず公式の練習問題を使う

AWSの試験準備ページでは、次の教材が案内されています。

教材 料金 特徴
公式練習問題集 無料 20問。試験形式で、詳細なフィードバックと推奨リソースが付く
Exam Prepコース(無料版) 無料 約2時間。各分野の解説とサンプル問題
Exam Prepコース(拡張版) サブスクリプション 6〜8時間。ラボ、追加の練習問題、公式模擬試験へのアクセスを含む
公式模擬試験 サブスクリプション 本番と同じ形式で合否を判定。選択肢ごとのフィードバック付き

(2026年10月22日確認)Skill Builderの個人向けサブスクリプションは月額29 USDからと案内されています。公式模擬試験の問題数と無料で使えるかどうかは、公式ページでは分かりませんでした。Skill Builderの画面で確認してください。

無料のものから始めるのが順当です。解けなかった問題の分野が、そのまま次に勉強する範囲になります。入口はSkill BuilderのSAA-C03 Exam Prep Planです。

問題演習で押さえる本番の条件

問題を解くときは、本番の条件に合わせて練習すると、時間配分の感覚がつかめます。公式ページと試験ガイドで確かめた条件は次のとおりです。

  • 試験コード:SAA-C03
  • 試験時間:130分
  • 問題数:65問(採点対象50問と、採点対象外15問。採点対象外はどれか分からない)
  • 形式:択一選択(正解1つ)と複数選択(5つ以上の選択肢から2つ以上)
  • 合格スコア:100〜1,000のスケールスコアで720。分野ごとの合格点はなく、全体で判定される
  • 無回答は不正解扱い。誤答による減点はない

65問を130分で解くので、単純計算で1問あたり2分です。見直しの時間を残すなら、1問ごとの目安時間を決めて解く練習が役に立ちます。

試験料は公式ページで150 USDと案内されています。円建ての料金は為替に応じて毎年見直され、公式の料金表ではAssociateが20,000円となっています。税の扱いを含め、申し込み前に公式の料金ページで確認してください。

市販問題集を選ぶ基準

書籍の問題集やアプリ、Udemyなどのオンライン講座は、いずれもAWS以外の第三者が作ったオリジナルの問題です。選ぶ基準は共通です。

  • SAA-C03に対応しているか。商品ページに試験コードが書かれているものを選びます。
  • 更新日・刊行年が新しいか。AWSのサービスは更新されるため、古い教材は最新のサービスを扱っていないことがあります。
  • 解説が詳しいか。なぜその選択肢が正解で、他が不正解なのかが書かれていると、似た問題に応用できます。
  • 問題数と分野の偏り。試験ガイドの配点(セキュア30%、弾力性26%、高パフォーマンス24%、コスト最適化20%)と極端にずれていないかを見ます。
  • 「本番の問題」「過去問」をうたっていないか。AWSは試験内容の開示を契約で禁じています。実際の問題を含む教材は、手元に置くだけでも規約違反になる可能性があります。

Udemyなどの有料講座は、講座によって内容も更新状況も大きく違います。講座名で選ぶのではなく、上の基準を商品ページ(対応試験コード、最終更新日、問題数、解説の有無、サンプル動画)で一つずつ確かめてください。

解いたあとの使い方

  1. 間違えた問題の分野を、試験ガイドの4分野のどれかに分類する。
  2. 該当する分野のAWS公式ドキュメントやSkill Builderの教材に戻る。
  3. 同じ分野の問題を解き直して、理解できたかを確かめる。

点数だけを追いかけて同じ問題集を繰り返すと、答えの暗記になってしまいます。サービスを使い分ける理由を説明できるかを基準にしてください。

参考書の選び方はAWS SAA 参考書おすすめ3冊:SAA-C03対応を商品ページで確認、過去問が存在しない理由はAWS SAA 過去問はない?公式の練習教材と問題集の選び方、学習時間の見積もり方はAWS SAA 勉強時間の見積もり方:公式の推奨経験と試験範囲からで解説しています。