AWS SAP(ソリューションアーキテクト プロフェッショナル)は、いま試験が切り替わる時期にあります。AWSの公式ページによると、現行のSAP-C02の最終受験日は2026年11月17日、更新版のSAP-C03の受験登録は2026年10月27日からです。勉強方法は、どちらの試験を受けるかで変わります。
この記事では、この移行を踏まえて、SAPの勉強の進め方を公式情報から整理します。C03の出題範囲は、記事を確認した時点では公式の試験ガイドが公開されていませんでした。
まず決めるのはC02かC03か
| SAP-C02(現行) | SAP-C03(更新版) | |
|---|---|---|
| 受験できる期間 | 最終受験日は2026年11月17日 | 受験登録は2026年10月27日から |
| 試験ガイド | 公開済み | 公式ページによると10月27日に詳細を公開予定。記事確認時点では未公開 |
| 公式の準備教材 | 試験ガイド、Exam Prep Planが公開済み | 10月27日以降に案内される予定 |
(2026年10月22日確認)
これから勉強を始める人は、受験日がC02の最終受験日に間に合うかを先に確認してください。間に合わないなら、C03の公式の試験ガイドが出てから、範囲を確かめて計画を立てることになります。C03の問題数、合格スコア、料金の詳細は、確認時点で公式から取れなかったため、公式ページで確認してください。
SAPの試験の概要(SAP-C02)
公式ページと試験ガイドで確かめたSAP-C02の条件は次のとおりです。
- 試験時間:180分
- 問題数:75問(採点対象65問、採点対象外10問)。択一選択と複数選択
- 合格スコア:100〜1,000のスケールスコアで750
- 試験料:300 USD。公式の料金表では円建てで40,000円(為替により毎年見直される)
- 推奨経験:AWSのサービスを使ったクラウドソリューションの設計・実装経験が2年以上
- 有効期間:3年間
- 前提資格:公式ページに記載なし
75問を180分で解くので、単純計算で1問あたり2.4分です。SAAの1問あたり2分より長いのは、長文のシナリオ問題が多くなるためと考えられます。
出題分野と配点(SAP-C02)
| 分野 | 配点 |
|---|---|
| 分野1:組織の複雑さに対応するソリューションの設計 | 26% |
| 分野2:新しいソリューションの設計 | 29% |
| 分野3:既存ソリューションの継続的な改善 | 25% |
| 分野4:ワークロードの移行とモダナイゼーションの加速 | 20% |
SAP-C02の試験ガイドには、新しい話題(Emerging Topics)として、生成AIサービスに対するコンテンツフィルタリングやアクセス制御の設計も挙がっています。これらは採点対象外のプレテスト問題として出る可能性がある、と説明されています。
勉強方法の進め方
- 試験ガイドで範囲を確認する。C02なら公開済みのガイド、C03なら公開後のガイドを読みます。
- SAAとの差を意識する。SAAは1年以上、SAPは2年以上の経験が想定されています。SAPは複数アカウント・組織全体の設計や移行など、規模の大きな判断が中心です。
- 公式教材で入る。公式ページでは、Skill BuilderのExam Prep Plan(4ステップ)、公式練習問題セット、公式練習試験、Builder Labs、Cloud Quest、Jam、SimuLearnが案内されています。
- 手を動かす。設計問題は、サービスを実際に組んだ経験があるほうが選択肢の違いを判断しやすくなります。
- 通しで演習する。180分を計って解く練習をし、長文を読む速度を確かめます。
教材はC02向けかC03向けかで選ぶ
書籍や講座は、対応する試験コードが違えば範囲も違います。C03の試験ガイドが出るまで、C03対応を明記した教材は、内容の根拠を確かめられません。
- C02を受けるなら、商品ページにSAP-C02対応と書かれたものを選ぶ。
- C03を受けるなら、C03対応と明記され、公式の試験ガイドの範囲と照らし合わせられるものを選ぶ。
- どちらの本も、刊行年を確認する。
書籍と問題集の具体例はAWS SAP 問題集・参考書の選び方:C02向けとC03移行の注意で紹介しています。SAAからのステップアップを考えている人は、AWS SAA 勉強時間の見積もり方:公式の推奨経験と試験範囲からも参考にしてください。
