PayCAS Mobile(ペイキャスモバイル)は、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済を1台で受け付けられる、プリンター・SIM内蔵のマルチ決済端末です。
端末代は0円で、月額は1,980円(税別)からと案内されています(中小事業者限定プラン)。実店舗やキッチンカーなど、タブレットや別回線を用意せずに複数の決済を始めたい個人店・中小企業に向いたサービスです。
この記事では、公式ページで確認できた端末の仕様、料金の考え方、導入の流れを整理します。
PayCAS Mobileとは
PayPayの店舗向けサイトでは「マルチ決済端末」として案内されており、30種類以上の決済ブランドに対応するとされています。対応は「クレジットカード」「電子マネー」「QRコード決済」の3区分です。ブランドごとに審査があり、一部ブランドが導入できない場合があると公式は記載しています。
なお、paycas.jpの運営会社欄には「SB C&S株式会社」と記載されています。PayPay側のサイトとpaycas.jpの両方で情報が公開されているため、料金や契約条件は申込み前に最新の公式ページで確かめてください。
端末の仕様
| 項目 | 内容(paycas.jp記載) |
|---|---|
| 画面 | 6.5インチのタッチパネル |
| プリンター | 内蔵(58mm幅の感熱ロール紙) |
| バッテリー | 2600mAh(重量404g・バッテリー含む) |
| 通信 | ソフトバンクのSIMを搭載。有線LANやWi-Fiがない場所でも決済可能 |
| カードリーダー | 磁気・IC・非接触(FeliCa含む) |
| OS | Android 10ベース。PayCAS DX Storeからアプリを追加可能 |
QRコード決済は、お客様のコードを端末のカメラで読み取る方式です。申込み時に、利用者提示型(CPM)と店舗提示型(MPM)のどちらかを選ぶと案内されています。
バッテリーとSIMを内蔵しているため、テーブル会計や移動販売のように、電源や通信回線の用意が難しい場所でも使いやすい構成です。
料金の概要
中小事業者限定プランの料金は次のとおりです(税別、paycas.jpの案内)。
| 項目 | 中小事業者限定プラン | 通常価格 |
|---|---|---|
| 初期費用(端末) | 0円 | 78,800円/台〜 |
| 月額利用料 | 1,980円〜 | 3,000円〜 |
| 電子マネーを使う場合 | 別途1,020円/台(月額) | |
| 売上の振込手数料 | 無料 | |
(2026年10月22日確認)
出荷日から4年以内に解約すると違約金が発生します。金額や、決済手数料率の詳細は、別記事の手数料・月額費用の解説にまとめています。
導入までの流れ
公式は「お申込みから2週間程度で利用開始」と案内しています。目安は次のとおりです。
- 仮登録(約1分)
- 申込み(約10分)
- 加盟店審査(約1週間。申込内容により前後)
- 端末の発送(約1週間)
- 初期設定・利用開始(約5分)
電子マネーを申し込む場合や、各決済機関の審査状況によっては、さらに時間がかかります。詳しくは導入手順と審査の流れをご覧ください。対応する決済の考え方は対応決済の記事で整理しています。
向いている店・慎重に見たい店
- 向いている店:カード・電子マネー・QRを1台にまとめたい店、プリンター内蔵でレシートも出したい店、移動販売や屋外で使いたい店
- 慎重に見たい店:旅行代理店・宿泊施設・運輸・不動産・百貨店・たばこ店・企業間取引などは、中小事業者限定プランの対象外業種として公式に挙げられています。
申込みと公式情報
申込みは次のリンクから行えます。
PayPay公式の案内はマルチ決済端末のページ、料金の詳細はpaycas.jpの中小事業者限定プランで確認できます。決済端末の選び方全体は決済端末の選び方も参考になります。
